翻訳と辞書
Words near each other
・ 幻想文学
・ 幻想文学 (雑誌)
・ 幻想曲
・ 幻想曲 (シューマン)
・ 幻想曲 (ショパン)
・ 幻想曲 (スクリャービン)
・ 幻想曲 (ベートーヴェン)
・ 幻想曲D940
・ 幻想曲さくらさくら
・ 幻想曲とフーガ
幻想曲とフーガ BWV542
・ 幻想曲芸団
・ 幻想水滸伝
・ 幻想水滸伝 -受け継がれし紋章-
・ 幻想水滸伝 ソウルイーター
・ 幻想水滸伝 紡がれし百年の時
・ 幻想水滸伝2
・ 幻想水滸伝3
・ 幻想水滸伝4
・ 幻想水滸伝5


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

幻想曲とフーガ BWV542 : ウィキペディア日本語版
幻想曲とフーガ BWV542

幻想曲とフーガ ト短調 大フーガ BWV542は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したオルガン曲。前奏曲とフーガ ホ短調パッサカリアとフーガ ハ短調と並んでバッハのオルガン曲を代表する最大傑作のひとつである。
== 概要 ==
この作品は、シュピッタたちによれば、バッハがケーテン宮廷楽長をしていた1720年ハンブルクの聖ヤコビ教会オルガニストのポストが空席となり、バッハがその職に応募してハンブルクに赴き、そのオーディションを受け、北ドイツ・オルガン楽派の老大家ヨハン・アダム・ラインケンほか2名の試験官の前で演奏した作品とされている。ラインケンはバッハの演奏の見事さに感服したと伝えられているが、このポストに就くには多額の寄進をしなければならない規定があり、バッハはこのお金を寄付しなかったため、結局この職に就くことはできなかった。
幻想曲はヴァイマル時代には既に作曲されていると考えられ、フーガは1720年にハンブルクで作曲されたと考えられている。なお、フーガのテーマは、ラインケンに敬意を表して、当時よく知られたオランダの民謡からとられた。作品に示された大胆な独創性は、バッハの作品中でも特にユニークなものとして注目を集めており、そこでは即興性に富んで、不協和音を含む激烈な表現、画期的な和声の性格、斬新な転調の可能性などに時代の通念をはるかに超えたバッハの才能がはっきりと浮き彫りにされている。
この作品はミトロプーロスストコフスキーによる管弦楽編曲、リストによるピアノ用の編曲でも親しまれているが、フーガの部分を独立させたストコフスキーの編曲版は聴く機会が多い。またオルガン曲「小フーガ ト短調 BWV578」と同じ調性を持つため、両者を区別して「大フーガ」と呼ぶようになった。
なお、エルガーが1920年から1922年にかけて作品86として管弦楽編曲したのは「幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537」である〔ELGAR - HIS MUSIC: Orchestral Arrangements and Transcriptions (The Elgar Societyのページ)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「幻想曲とフーガ BWV542」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.